新中1生の保護者の皆さん。
4月に入学したばかりでまだ大した授業も行われていませんが、これから本格的に中学の勉強がスタートします。
いつもブログでは英語の話が多いのですが、数学の話もします。
『中1の最初の数学でほぼ3年間が決まる。』ということです。
勉強の苦手な中2,3年生を見ていると、中1の1学期の最初に学習する、
正・負の計算がまともにできないのです。
小学生で算数が苦手な生徒さんが分数、少数の計算がまともにできない。ということはよくありますが、
足し算、引き算(特に一桁)ができないという話は滅多にありません。
ところが中1でマイナスの概念を勉強した途端、一桁の足し算、引き算ができなくなる生徒さんが多く出ます。
まあ、生徒全員の下位30%以下ぐらいではありますが。それらの生徒さんはそこから先の3年間、悲惨な結果が待っています。
なのでまず正・負の計算でつまずかない事が絶対に必要になります。
次にもちろん英語です。
保護者の方で昔英語が苦手だったの方が多いのではないでしょうか。でも無理はないのです。
だって、学校の授業だけで英語を完璧に理解できる生徒はほぼいないのです。
理由として、教える先生の力量の問題と、英語そのものが日本人にとって難し過ぎるという事があります。
しかし言えることは、『中学1年の英語の学習で中学3年間が決まる。』という事です。
中学生3年生で英語が嫌い(できない)人にいつごろから嫌いになりましたか?
と質問すると、大多数の人が、中1の2学期で「複数形」、「三人称単数」が出て来たころから。と答えます。
確かにここが一つの山場で、ここを乗り切れれば、後はすんなりいく場合が多いです。
でも本当の山場は be動詞の理解なのです。
山場と言っても、ほとんどの人(すべての人と言っても良い)は be動詞の本来の意味を理解しないまま中学を卒業します。
という事は一生理解しないまま終わるという事です。
でも頭のいい人は、本来の意味を理解出来なくても、無理やり用法を覚えてしまうので、中学英語くらいは問題なく終了できます。
でも中間レベル以下くらいの人にとっては、意味不明なものを覚えることは出来ないので、結局、英語は出来ないまま終わります。
ですから、そのような人にとっては、理解できることが必要になります。
be動詞の本来の意味は、
『・・・の状態で存在する』という意味です。
今まで、先生が教えてくれましたか?
この意味を中学1年生の初級学習者に理解させて初めて英語が理解できるのです。
とにかく中学1年生の英語をすべて理解できれば、中3まですんなりいく場合が多かったです。(過去は)
しかし今年(昨年から)の新中1生は違います。
英語が無茶苦茶難しくなりました。
詳細は塾・孔明の過去のブログを参照ください。
なので学校の勉強だけではついていけなくなる生徒が続出中です。
なので、できるだけ早く塾・孔明に来てください。(何とかします。)