中学の新指導要領が2021年度(この4月から)に実施されます。
特に英語が大きく変わることは再三説明してきました。
3年間で学習する内容はすでに分かっていましたが、どのように3年間に配分するのかが未定でした。
今週に入り、新しい塾のテキストがようやく手に入りました。
昨日は新中1生が昨年までの1年生とどう変わったかを説明しました。
もう一度説明すると、
昨年の中学2年生の1学期までに学習する内容を新1年生が学習します。
ざっと3割増しというところでした。
昨年の2年の1学期に学習していた、
・be 動詞の過去形
・過去進行形
・There is (are) の文
以上が新1年生に回ってきます。
なので新中2年生の教科書はこれれがすでに学習済みという前提でできています。
ただ新2年生は実際これらを学習していないので、これらを考慮して、Unit 0でまずこれらを学習することになります。
実際学校ではこのUnit 0を少しじっくりと時間をかけて教えることにはなると思います。
次に昨年まで中3で学習していた受動態が新2年生に降りてきます。
現在完了まで下りてくるのではないかと想像していたので、想像よりは少しマシかなと思います。
昨年までも1年生の英語をほぼ理解できる生徒さん(上位40%くらい)は2年の勉強もほとんど苦も無く理解できていたはずです。
なので昨年の中1の英語をほぼ理解した生徒さんは今年少し苦労はしますが新中2の文法は問題ないといえるでしょう。
ただし問題は文法の理解よりも学習する単語数の増加でしょう。
中学3年間でこれまで1200語程度でしたが、小学校も含めて2200語以上となります。
これが3年間でどう配分されるかまでは未定ですが、中1でも3~4割は増えると思われます。
新中2生はこれらを学習していないのに新中2の教科書では既出の単語として出てきます。
なので2年生中に新規に1000語近くを勉強する必要があります。
新中2生は覚悟して英語の勉強をしてください。
中1の英語はほぼ理解できたという生徒さんでも出来たら塾・孔明に相談して欲しいくらいです。
いずれにしても、
中1の英語の理解で3年間が決まる。といっても過言ではありません。
中1の英語があまり理解できなかったという新中2の生徒さん。
本音を言うと、ほぼあきらめた方がいいです。
新中2の教科書はほぼちんぷんかんぷんです。
でも何とかしたい。と思われる生徒さんは塾・孔明に相談して貰えれば、
それなりにできるようにはします。
相当覚悟して通塾してもらうのが前提ではありますが・・・。
明日は新中3生の教科書がどう変わるのか、3年生になってどれだけギャップが発生するのかを説明します。
少なくとも、上記受動態がすでに学習済みという前提で教科書ができていることをご承知おきください。
もう、悲惨というしかないですが・・・。
ではまた明日。