ある元、東大生が言っていました。
『東大なんて勉強さえすれば誰でも入れるよ』と。
あたかも自分が普通の人間で、一生懸命勉強したから東大に入れた。と言いたいのでしょう。
本当に誰でも勉強さえ一生懸命すれば東大に入れるのでしょうか。
2020年現在、旧西条市に中学3年生が西条西、東、北、南中学合わせて約500人います。
ではこの中で3年後に東大に何人が合格するでしょうか?
可能性があるのは、おそらく上位5人までだと思います。
あくまでも可能性であって、実際合格するのは1人かもしれないし、0人の可能性もあります。
過去の実績をみれば、それが証明されています。
それだけ東大に合格するのは難関なのです。
ではそれは、過去の学生が勉強を一生懸命しなかったのが原因でしょうか。
本当に誰でも勉強さえ一生懸命すれば東大に合格できるのでしょうか。
現在の中学3年生全員が後3年間一生懸命勉強すれば、(TVで有名な林先生あたりに講師になって貰い)
500人全員が東大に合格できるのでしょうか。
誰が考えても、『有り得ない』と思うでしょう。
ほとんどの人が薄々感じています。
能力には個人差があり、生まれつき頭が良い人がいて、そういう人がなおかつ努力をしないと東大には合格しない。と。
みんなが薄々感じてはいるが、決して認めたくない。
努力でいくらでも学力は上げることができるはずだ。と。
学校の先生もそう言います。大手塾でもそう言います。
果たして本当でしょうか。
学校の先生は個々の生徒の学力が上がろうと下がろうと何の責任もないので、そう言っていれば怒られることも攻められることもありません。
大手学習塾では、塾生が大勢いるので全員の成績が上がっていくなんてありえず、
成績が上がらないのは本人の努力不足だと言って、仮に退塾する生徒がいても、
次々と新しい塾生が入ってくるので、そんないい加減なことを言ってもあまり困りません。
でも、弊塾のように少人数の学習塾の場合、全員の成績を少しでも上げなくてはいけません。
その際、各人の成績をどこまで上げることができ、そのためにはどれだけの努力をする必要があるという事を一人一人に説明する必要があります。
努力すればいくらでも成績が上がります。なんていい加減なことは言えないのです。
それでは。努力でどこまで成績が上がるのでしょうか。
学校の試験で高得点を取る才能は生まれつき決まっています。
これを、知能指数(IQ)と言います。
100を真ん中に、120,130と大きくなるほど天才と言われる領域になります。
東大に合格する人は140~150くらいあると言われています。
逆に、90,80と下がっていくとより頭が悪いことになります。
ちなみに70を切ると、通常の義務教育が苦しくなり、特別支援学校に通う事を推奨されます。
IQは生まれつき決まっていて、一生で大きな変動はありません。
それも、7~8割は親からの遺伝で決まっています。
こういうと反論される方が出てきます。
「遺伝よりは環境だ」と。
実はこれはもう証明されていて、行動遺伝学という分野の研究で、一卵性双生児や二卵性双生児を比較することで、
身長・体重から性格に至るまで、さまざまな属性における遺伝と環境の影響を調べています。
そうした研究を総合すると、論理的推論能力の遺伝率は68%、一般知能(IQ)の遺伝率は77%で、
知能のちがい(頭の良し悪し)の7~8割は遺伝で説明できることを示しています。
信用できない人は、行動遺伝学の第一人者、安藤寿康教授の『日本人の9割が知らない遺伝の真実』を読んでみてください。
自分の知能指数が解ればいいのですが・・・。
本当は小学校の時検査されているのです。結果を教えてくれないだけです。私が小学生の時は教えてくれました。
教えてくれればいいのにと思います。
IQは母集団のちょうど真ん中の人が100になります。
同じように学校の成績(学力)は偏差値と言って、ちょうど真ん中を50で表し、東大の偏差値は70前後となっています。
IQに直すと140となり、ほぼ一致します。
IQは生まれつききまっていて、一生でほぼ変わらないと言いましたが、
学力(偏差値)は学校の色々なテストで日々変動します。
テストの前日勉強したことがテストに出ていい点を取ったり、テスト前に風邪をひいて勉強ができなかったり、
両親が喧嘩ばかりしていて家で勉強できない人がいたり、塾に毎日のように通う事でテストではまあまあいい点をとったり。と。
ここからは私見になりますが、(当たっていると自負しています)
『生まれ持ったIQをセンターにプラスマイナス5の偏差値の幅がある。』
つまり、IQ100の人は偏差値:45~55をとる確率が高い。
西条市の中学の10段階評価だと、
偏差値45→4段階
偏差値55→7段階
偏差値55だと西条高校に合格ギリギリとなります。
ただ問題は、誰も自分のIQを知らないという事です。
だから、現在の学力(偏差値)から類推するしかありません。
仮に自分の現在の偏差値が50の人は、その値が最小(全く勉強していない結果が50である場合)だと、60まで上がる可能性がある。
人並みには勉強している結果が50の場合は、それがセンターと仮定して、55まで上がる可能性がある。(逆に45に下がる可能性もある)
目一杯(起きている時間はほとんど)勉強していて50の場合は、もうそれ以上は上がらない。
塾・孔明で宣言している、『4段階(偏差値45)~西条高校合格へ』という根拠はここから来ています。
よくTVや塾の広告で、偏差値が15上がったとかありますが、開始時の偏差値がIQより相当下の状態から始めた場合に限られます。
『ビリギャル』もその一例です。
自分のIQが解らないので学力(偏差値)がどこまで上がるかが判りにくいのですが、
塾・孔明に通塾して貰えれば、3か月でほぼ判断し、どこまで上げられるかを説明し、そのための必要な学習量をお伝え出来ます。
塾・孔明で、最大、偏差値10UPを目指しませんか。