以前も同じような内容を載せました。
中学1年よりは2年、2年よりは3年と学年が上がる程成績を上げるのが難しくなります。
そんなことは無い。いつからでも必死で勉強すれば成績は上がるさ。中3の夏休みから成績を上げて見せる。
という声が聞こえてきます。
本当にそうでしょうか。
そもそも成績を上げるとはどういうことでしょうか。
自分の(例えば学校の学年での)相対位置を上げることです。偏差値を上げることを意味します。
これをマラソンに例えると分かり易いです。
中1の入学式に全員一緒にスタートして、高校入試時点でトップの人がゴールするのを想像して下さい。
(本当は小学校で既に差が出来ているので一緒にスタートでは無いのですが、とりあえずそれは無視して下さい。)
1年の1学期の中間テスト(仮に5Km地点)にトップが通過した時、最下位との差は2~3Kmしか離れていません。
ほとんどが団子になって走っています。
ここで必死に頑張れば、上位に食い込むことは簡単かも知れません。
その状態を維持するのは難しいですが、取りあえず置いておきます。
その後、中1の1学期末、2学期中間、期末、3学期末テストと、マラソンで10、15Kmと進むに連れて、トップと最下位の差が広がって、
全体の列が段々と広がってきます。
更に中学2年の1学期、2学期、3学期と、マラソンの20Km、25Km、30Kmとトップが通過していった時、
全体の列は更に広がっていきます。
後ろの方は走るのを辞めて歩いています。既に何人かは停まってしまって、リタイアした人もいます。
このあたりで、必死に頑張って前の人を追い抜いて行くのが如何に大変か分かると思います。
勉強も同じです。
できるだけ早い時点で、トップと離されないよう頑張った方がいい結果をもたらします。
30Kmも過ぎて前を抜いてやろうと思った時にはトップは既にゴールして、今日が高校入試当日だった。
という事にならないようにしましょう。