前にも同じようなことを書きました。
『今日こそは勉強するぞ。』と机の前に座ります。
『さあ、何をしようか。』と考えていると無意識にスマホを取り出します。
しばらく、ラインやらネット検索やらをしていると1時間や2時間はあっという間に過ぎます。
『もうこんな時間か。宿題だけでも少しだけするか。』
結局勉強したのは30分だけ。でも30分宿題しただけ良しとするか。
毎日こんな感じで、机の前には座っているのですがほとんど勉強しないで終わります。
じゃー、親が子供のスマホを取り上げればいいのでは。と思いますが、
これらの子供はスマホが無ければ無いで、また違う事で時間をつぶします。例えば、ひらがながほとんどの小説を読んだり、
隠し持った漫画の本を見たり・・・。
それでは、子供が勉強をやる気になるのはどういう時なのでしょうか。
答えははっきりとしています。
それは、
『子供が成績を上げたいと思っているかどうか』です。
そんなの皆思っているよ。という声が聞こえてきます。
果たしてそうでしょうか。
体育系の部活に入っている人なら知っていると思いますが、
皆が皆レギュラーになりたいと思っている訳ではありません。
何故なら、レギュラーになるためにはものすごい練習をして、努力をしてという事が必要になります。
でもそんな苦労はしたくない。という人も多いのです。
中学3年間適当に部活をして、そこそこできればいいや。という人も多いのです。
勉強に例えると、
成績を上げようと思ったら、ものすごく勉強して、家でも何時間も勉強しないといけないのが分かっています。
でもそんなことはしたくない。だから、別に成績が上がらなくてもいい。適当に勉強して、行ける高校に行くさ。
そうです。
成績を上げたい。上げた成績を維持したい。と思う人はかなり少ないのです。
子供の勉強のやる気を出させたいと思う保護者の方。
如何にそのことが難しいという事が理解出来たと思います。
ですから子供のやる気を出させる唯一の方法は、
本人にどうしてもこの高校に行きたい。という気持ちを持たせるしかありません。
これは塾の先生が指導できるものではありません。
家庭で親が指導してください。
本人のやる気さえ出れば、後は塾の先生の出番です。