少し前のブログで
『算数の速さの問題で、みはじ、とか、はじき、とか教える先生は先生失格です』と載せました。
中学1年生の数学で文字式を学習します。
その時速さの問題で次のような問題が出ます。
・分速 a(m)で b 時間走った時の道のりは何(m)か。
小学校で『みはじ』とか『はじき』とかで『みちのり』=『速さ』×『時間』を習った生徒のほとんどは、
a × b = ab(m)と答えます。
単位の変換ができてないよ。と言うと、
何を言っているか意味が解らない。と言います。
『みちのり』=『速さ』×『時間』でしょう。先生、何言ってるの? と逆に怒られます。
それじゃー、この問題は? と聞きます。
・時速 a(km) は分速 何(km)か。
先生、時速、分速って何の事?
これが小学校で『みはじ』とか『はじき』とかで速さの計算を習った生徒の末路なんです。
・速さとは、一定(単位)時間あたりに進む道のり(距離)である。
『みはじ』とか『はじき』で計算してきた生徒のほとんどはこのことを理解しないまま中学に進んでいます。
中学1年の2学期あたりで『みはじ』とか『はじき』のぼろが出ます。
中学の数学の先生が困っています。
『小学校の先生はなんていい加減なんだ。速さの意味もちゃんと教えず、変な語呂合わせで教えるのはやめてくれ。』と。
小学校の先生は子供が中学へ行って成績がどうなろうと関係ありません。
なので目先の学力テストの点数さえ良ければいいのでこのようなことが起こります。
小学校の間は単位の異なる問題は出ないからです。
今年4月からは小学5,6年で英語が正式教科になります。
小学校の先生が英語を教えることになります。
悲惨な結果が見えています。
中学入学時にはほとんどの生徒が英語が嫌いになる可能性があります。
日本人にとって(中学生でさえ)英語は難しいのに、小学5年生にとって相当難しいです。
さらに小学校の先生のへたくそな教え方で教わるのです。
悲惨です・・・。
もし、これが小・中一貫学校で、なおかつ小学生、中学生と同じ数学(算数)、英語の先生が教えるとしたらどうでしょうか。
下手に教えたら中学生になってつけが回ってくるので、そんなことはしなくなると思います。
でも小・中一貫校はいろいろな問題(先生の教員免許の関係)でなかなか増えません。
でも、塾の講師なら可能です。
小、中生を一人の先生で教えている塾なら可能です。
小、中生が通っている塾でも大手になると、講師が別にいたりします。
なのでその場合は少し条件が悪くなります。
同じ塾内で講師どうしの連携が取れていれば別ですが、取れていないと難しいです。
その点、塾・孔明なら安心です。
小、中、高、とすべて私(塾長)一人なので。