自分が頭が悪いと人は認めたくないものです。
塾長の私も中学までは自分はそこそこ頭は良い。と思っていました。
でも高校へ行くと自分より頭が良い人がたくさんいて、自分は大したことがない。と自覚したものです。
しかし、頭が悪い人に限って、なかなか認めようとしません。
『自分は勉強に興味が湧かなかったから勉強しなかっただけでやればできた。』
そしてそのまま親になり、子供が勉強しないと嘆きます。
塾・孔明に勉強のできないお子さんが大勢来ました。
そのほとんど(全部といってよい)が成績が上がらないと言って途中退塾していきました。
最初、子供さんと親御さんとで面談に来るのですが、
そういう親御さんは決まって言います。
『うちの子は全然勉強しないんです。やる気が全くありません。何とかしてください。』
決してこうは言いません。
『うちの子は私に似て頭が悪いんです。少しでも勉強に興味を持たせてください。』
自分の子が勉強できない(しない)のに親の責任を全く感じていません。
勉強ができないのは70%親の遺伝です。残り30%も同じ家で暮らしている環境が良くありません。
親が毎日酒を飲みながらTVを見て大笑いしている。そんな環境が最悪です。
まず親が自分が頭が悪いことを認めたうえで、同じような子供が目の前にいる。(自分の生まれ変わりだ。)と認識することから始めてください。
そうすれば、やみくもに勉強しろと怒ったりできないはずです。
塾・孔明はひどい事を言うなー。他の塾は親を悪くは決して言わない。
そう思われると思いますが、でも現実は変えられません。
『うちの子は私に似て頭が悪いんです。少しでも勉強に興味を持たせてください。』
と言って来て頂ければ、何とか良い結果になるようにできると思います。
なかなか成績が上がらなくても、すぐに塾を替えても意味がないことがお分かりだと思います。