今の小学生の通知表は3段階(◎、〇、△)となっています。
あまりに大まか過ぎるし、私が子供の頃の相対評価では無くて絶対評価なのでますますあいまいになっています。
なので、◎、〇、△の割合がはっきりしていませんが、塾長の私が想像するに、◎が上位20%、△が下位20%位だと思われます。
なので、〇がほとんどのお子さんは真ん中を中心に60%もいてその中のどのあたりにいるかの判断が難しいことになります。
私が小、中学生の頃は5段階評価で、それも相対評価なので、
5と1がそれぞれ、上位と下位から7~8%、4と2がそれぞれ25%前後、3が真ん中35%位でしたので、
オール4以上だと上位30%位にいて偏差値に直すと、60弱以上くらいだとはっきりしました。
西条市の小学生(6年生にもなれば能力がはっきり出る)だと、オール4以上だと西条高校にほぼ行けることになります。
ところが今の小学生の3段階評価の絶対評価では
オール◎だと上位20%なので西条高校は間違いないのですが、
問題はオール〇の真ん中あたりの60%のお子さんです。
あまりに幅が広すぎて、その中でも上位のお子さんと下位に近いお子さんとでは頭の出来が異なります。
当塾に来られる小学生にこのあたりの生徒さんが多いのですが、
(オール◎の生徒さんは塾に行く必要が無い。オール△の生徒さんは勉強が嫌いで塾になんか行きたくない)
保護者の方は自分の子供が真ん中位だと思っている場合が多いのです。
本当に真ん中の生徒さんは小学6年間の勉強はほぼ理解できるので塾に行く必要がありません。
なので保護者の方で自分の子供さんが少し苦労していると思っているから塾に行かそうと思うはずです。
と言う事は小学校の授業で苦労する生徒さんのレベルは決して真ん中では無くて、下位20~45%位の可能性が高いです。
なので、当塾でも小学校の成績がオール〇なんです。と言ってこられる生徒さんの多くが、中学生になると、
下位30%前後だったという場合が多いです。
子供さんがオール〇だという保護者の方へ。
授業で分からない事が多くなっているようなら、下位20~40%の可能性が高いです。
中学生になって大変苦労します。
小学4、5、6年生のできるだけ早い段階から通塾されることをお勧めします。
これも全て、3段階評価の絶対評価による弊害です。