学校の授業についていけないとか、学校で分からないことが多い。とかの理由で通塾を考えている保護者の方と、生徒さんへの内容です。
仮にどこかの塾に通い出すとします。
保護者の方の多くは、通塾すれば成績が上がるものと思っています。
特に昔あまり勉強をしなかった保護者の方は特にそう思うようです。
自分は昔勉強に興味がわかなかったから勉強しなかったが、やればできたはずだ。
だから子供もやればできる。塾の先生に上手に教えて貰えれば。
そういう保護者の方は、子供が塾に通って3か月ぐらいで、子供の成績が上がらないと言って塾を辞めさせます。
この塾は子供の成績も上げられない無能塾だ。
もっと良い塾に変えよう。この塾の悪口を言いふらしてやる。
まあこんな感じです。
はっきり言いますが、
全国の塾の統計で、通塾前と後で、成績が上がった人の割合は、何と、
20%なんです。
ええ、そんなに低いの! と思われると思います。
それが実情です。
その他の80%の人は、横ばいもしくは逆に成績が下がっています。
横ばいの人も、塾に行っているからこそ横ばいなのであって、塾を辞めたらもっと下がるかもしれませんし、
下がっている人も、塾を辞めたらもっと下がるかもしれません。
いずれにしても、通塾したから必ず成績が上がる保証は無いのです。
少なくとも言えることは、
行かないよりはまし! という事です。
それでは、通塾して成績が上がる人の最大の特徴は何でしょうか。
それは、
生徒本人が成績を上げたいと思っているかどうか。という事です。
そんなの皆思っているよ。という声が聞こえてきます。
本当でしょうか。
運動の部活をしている人なら分かると思いますが、
全員がレギュラーになりたいとか、全国大会に行きたいとかは思っていません。
そのために必要な努力と苦労が分かっているからです。
そんな苦労してまでレギュラーにならなくても良い。楽しく部活が出来れば良い。と思う人もいます。
でも中にはレギュラーになりたい。全国大会に行きたい。と思う人がいます。
そういう人はそのために必死に練習します。他人の何倍も練習をします。
勉強も同じです。
成績を上げたいと思ったら、必死に、他人の何倍も勉強する必要があるのです。
それもしないで、成績が上がればいいなー。みたいな、単なる願望をもって塾に行っても駄目なんです。
特に最初に書いた様な保護者のお子さんは、
全くそんな気は無いし、塾でもほとんど勉強しません。
成績が上がるわけないです。
本気で成績を上げたいと思っている人の入塾を歓迎します。
力の限り応援します。