生徒からよく質問を受けます。
『漢字、英単語は何回書けば覚えられるのですか?』
『人それぞれ違います。1回で覚えられる人もいれば10回書かないと覚えられない人もいます。要は、覚えるまで書く事です。』
実はこの答えはほとんどの学校の教師、塾の講師が言う事なんですが、
根本的に間違っているのです。
もしこれが本当なら、生徒はみんな覚えるまで書くので、全員100点を取るはずです。
でも決してそうはなりません。
何故なら、テストは勉強した早くて次の日にあるからです。
前の日は覚えたつもりでも、次の日(人のよっては10分後)に忘れてしまうのです。
人は差はあれ、一度覚えたことを時間が経つと忘れていきます。
どれくらいの時間で忘れていくかは人によって違います。
学校の勉強のようなあまり面白くない事を記憶し続ける能力はその人の頭の良さ(IQの様なもの)に比例します。
なので頭が良い人は一度覚えたことを長い間記憶することができるのに対し、頭が悪い人は覚えたことをすぐに忘れます。
言い換えれば、覚えることができないとも言えます。
頭が悪い人が社会科のような記憶科目で点を取れない理由です。
では頭が悪くてなかなか記憶できない人はどのように勉強すれば記憶力が増すのでしょうか。
この答えは非常に難しいのですが、
私が一つ言えることは、
『忘れることを考慮して、記憶しようとする時間(勉強時間)を増やすしかない。』
これに付きます。
前回のテスト前に1日3時間、1週間勉強して60点平均しか取れなかったのなら、
今回のテストは1日5時間、2週間勉強しよう。とかです。
自分の頭の悪さを恨んでもしようがありません。悪いことを認めた上で、頑張れば良いのです。
ただ、同じ時間勉強をするのであれば、塾・孔明に相談して貰えればより少ない時間で同じ効果が得られるよう指導します。