「わかる」と「できる」は大違い。(No.2)

 

以前ホームページに、「わかる」と「できる」は大違いという内容を載せました。

私がその記事を書いた後に、新居浜東高の校長先生だったと思いますが、(間違っていたらすみません)全校生徒の前で同じようなお話しをしたそうです。

私のホームページのパクリか?と思ったものです。

その真偽はさておいて、

「わかる」と「できる」は大違いなのですが、

もう一つ下に「わかったつもり」というのがあります。

塾で色々なレベルの生徒に教えていると、

「わかったつもり」で次の授業ではすっかり忘れていたり、

授業の最初の方で説明したことが、授業の最後の方ではすっかり忘れている人がいます。

これらは全て、

「わかったつもり」になっているだけで全くわかっていない事を意味します。

塾の授業で、生徒がわ分からないで先に進めない時、こちらが助け舟を出します。

できるだけ、ヒントにとどめるようにしますが、それでも分からない時は、答えに限りなく近いところまで説明します。

なぜなら、それを理解して貰って同じような問題を解い欲しいからです。

でも生徒によっては、全ての問題をヒントなり、答えに近いところまで教えないと前に進めない人がいます。

「わかりましたか」と聞くと、
「はい」と答えるのですが、おそらく分かっていないと思います。

これが「わかったつもり」の状態です。

数学(算数)で、先生にヒントを教ええて貰ったり、解答を読んで理解したつもりになっている段階は

「わかったつもり」に過ぎません。

時間がかかってもいいので、自分で解いて、正解までたどり着いて初めて「わかる」領域に到達できます。

ましてや、「できる」レベルには程遠いと言わざるを得ません。

「わかったつもり」は「わからない」とほぼ同じだと理解しましょう。