あの林先生はかしこすぎて頭が悪い人を理解できていない

 

今TV では林先生が大活躍しています。

良いことを一杯言っていて、私、塾長も感心することが多いです。

でも林先生が言っていることって、頭が悪い人を理解できていないな。と思うんです。

林先生は高校時代模擬試験で全国1位を取ったことがある秀才です。中学時代の全生徒を対象とした偏差値はおそらく85~90あったと思われます。

この数字の意味が分かりますか。

2~3万人に1人の割合です。

先生は愛知県出身ですからおそらく県で5番以内にはいたと思います。

こんな秀才にとって中学までの勉強なんて易しすぎて授業中も90%他の事をしていても理解できていたと思われます。

現在の東進ハイスクールでも東大、京大の受験生を相手に講義をしています。

かしこい人を教育するのは上手でも、はっきり言って、頭が悪い人の事を全く理解できていません。

こんな簡単なことがなぜ分からないのか。

私が頭の悪い生徒を教えていていつも思う事です。

小学4年生に教えていた時の事です。

『5人の生徒に鉛筆を6本ずつあげました。鉛筆は何本ありましたか。』

『11本です』

『どういう計算をしたのですか』

『5 + 6 = 11』

出てくる数字をとりあえず足しています。

『違うでしょ』

『じゃー、1本です』

『どうして』

『6 – 5 =1』

この生徒にどう教えれば良いのでしょうか。

この子はその後塾を辞めていきましたが、今どうなったか分かりません。

林先生はこういう生徒が実際いて、親から何とかして下さい。と相談されたことが無いはずです。

林先生曰く、

・大学まで行かせてもらって勉強させてもらえることに感謝しなさい。
・ゲーム、スマホする暇があったら読書しなさい。

等々。全てかしこい生徒が前提です。

林先生のいう事を聞いて納得できる人はまあまあ勉強のできる人です。

勉強のできない生徒さんをお持ちの親御さんは林先生のいう事は本気にせず、

本人に無理強いせず、本人が奇跡的にやる気を起こすのを待ちましょう。

少なくとも、林先生よりは私、塾・孔明 塾長の方が勉強のできない生徒さんの指導には自信がありますよ。