努力は報われる?(パート2)

 

以下、西条市の某中学1年生のA子さんとB 男君の保護者(母親)の会話です。

あれから1か月が過ぎました。

B:A子さん、あれからY塾に通い出したんですって?

A:そうなんだけど・・・。もう辞めたいって言いだしたの。

B:どうして? 勉強を面白く教えて貰ってるんじゃないの。

A:入塾する時テストされて、一番下のクラスに入れられたの。

  クラスの周りは勉強する気の無い人ばかりで、

  不良みたいな人もいて、最悪な雰囲気みたい。

B:でも塾の先生は面白く教えてくれるんでしょ?

A:それが、学校の先生とあまり変わらないんだって。分からない事を質問できる雰囲気じゃー無いらしくて。
  授業が全然面白くないそうよ。1週間もしない内に辞めたいって言いだしたわ。

B:私も実はあの後、Y塾に説明を聞きに行ったの。
  誰でも努力すれば東大に行けるって本当ですか?って聞くために。
  そしたら、それは本人の努力次第です。って。行けなければ努力が足りない事になります。
  って言われたので、そのまま帰ってきた。

A:なんだか学校の先生と同じことを言うわね。

B:最近、K塾という新しい塾のホームページをたまたま見たんだけど、

 興味深い事が書いてあったの。
  それによると、
  生まれつき能力は遺伝で決まっていて、いくら努力してもある限界以上には成績は上がらないんだって。

A:夢も希望もないわね。

B:確かに夢は無いんだけど希望は少しあるの。
  生まれ持った能力をIQと言って真ん中が100なんだけどそれを偏差値にすると50で、
  努力すれば55まで上がるんだって。逆にさぼると45に落ちることもあるらしいわ。
  内のB男は9段階だから西条高校は間違いないんだけど、下の娘がクラスでちょうど真ん中あたりなの。
  K塾に行けば偏差値を5上げてくれて、西条高校にギリギリ行ける可能性があるみたい。

A:偏差値が5しか上がらないの? K塾の先生って指導力に欠けるんじゃないの?
  T塾のチラシには偏差値が15上がった生徒もいるそうよ。

B:K塾のホームページに書いてあったんだけど、それって元々のIQに対してあまりにも下の偏差値から

  スタートした場合の話で、15上がった偏差値が本来のIQに相当する偏差値に戻っただけらしいわよ。

A:それにしても、Y塾や学校の先生は頭は遺伝しないっていうし、K塾は遺伝するっていうし、どっちが本当なの。

B:K塾のホームページに書いてあった、行動遺伝学の第一人者、安藤寿康教授の
 『日本人の9割が知らない遺伝の真実』を読めばわかるらしいわ。
  まあ、大学教授が研究して発表してるんだから、読まなくてもそうなんでしょうね。

A:K塾って聞かない名前よね。じゃー、ホームページを見てみるわ。

続く。