中学生、高校生は年に数回実力テストを受けます。
テストは業者が作成したもので、採点も業者が行います。結果、各教科の偏差値とか全教科での偏差値、受験前には志望校に対する合格可能性判定なんかも教えてくれます。
その偏差値に比べて、学校の中間、期末テストの偏差値がどうなっていますか。
あまり変わりませんか。大きく違いますか。
実力テストの偏差値と定期テストの偏差値の違いで以下の3種類に分けられます。
1.どちらもあまり変わらない。
どちらも同じ位良い。という優秀な生徒も、どちらも同じくらい悪いというがっかりな生徒も含まれます。
2.実力テストより定期テストの方が悪い。
実力テストはまあまあな成績なのだが定期テストはあまり良くない。とかいう場合です。
3.実力テストより定期テストの方が良い。
定期テストはまあまあな成績なのだが実力テストはあまり良くない。とかいう場合です。
学校の勉強と家庭学習を普通に頑張っていれば1のようになるはずです。
ところが2、3の人が多くいます。
そもそも実力テストと、定期テストの差は何なんでしょうか。
実力テストは、テスト範囲が今まで学習した全ての内容になっていて、テスト前に多少勉強しても結果は変わらないようになっています。
いわば本当の実力を計っています。
定期テストは、テスト前2、3か月程度の間に学習した範囲に限った内容を理解できているかどうかをテストするもので、
テスト前に集中的に勉強すれば高得点が取り易くなっています。
当サイトの隅々まで読んで頂いている方は、私の考えが以下の様であることを理解されていると思います。
『各生徒の生まれ持ったIQをセンターにプラスマイナス5の偏差値の幅がある。』
つまり、IQ100の人は偏差値:45~55をとる確率が高い。
生まれ持った能力(IQ)が大きく本人の学力に作用しており、そのIQから大きく離れた学力(偏差値)にはなれないという事です。
この考えに賛同されない方は以下は読まなくても結構です。
実力テストというのは、一度理解した事を長期間忘れないでいたり、初めて見る問題を過去解いた問題と関連させて解く能力を計るものであり、
言わば、本人の能力(IQ)に近いものを計っています。
IQと少し違う点は、IQは一生のうちであまり変わらないのに対し、実力テストの成績は勉強を継続すれば徐々に上がっていくし、
勉強をしないでいれば、徐々に下がっていく事です。
それでは、前述の1~3の人はどういう事になるのかというと、
1の人は、IQと学力がほぼ同じである。つまり、自分の能力を十分に発揮しています。
十分というと語弊がありますが、勉強のできる人はそれなりに頑張っています。
勉強のできない人は自分の能力の無さに苦しんでいますがそれなりに頑張ろうとしています。
次に2の人です。実力テストより定期テストの方が悪い。
つまり自分のIQを発揮できておらず、はっきりと言って勉強不足です。
家庭での勉強の仕方が良く分からなかったり、勉強より別の興味が強すぎたりします。
このタイプは塾に行くことで成績向上が期待できます。
次に3の人です。実力テストより定期テストの方が良い。
つまり、IQ以上の成績を取っています。塾に通っていたり、親が厳しく勉強をさせていて、子供も従っている場合などがあります。
でも、ある程度限界が来ており、これ以上成績を上げるのは至難の業です。
1の人も勉強次第で偏差値5UPが可能ですし、2の人はそれ以上の成績UPが可能です。
当塾の考えに賛同して頂ける方は是非、塾・孔明へ。