中学3年の夏休み前になって、部活も終わったし、さあ塾にでも行って本格的に勉強するか。という生徒さんがいます。
はっきり言って、ほとんど手遅れです。全く駄目とは言いませんが、遅すぎるのです。
公立高校受験で、中学3年間塾に行く必要のない人もいます。(上位2割くらいの人)
それ以外の人は中学3年間の勉強でどこかでつまずきます。
自力で解消できる人は元々上位20%に入っているので、それ以下の人は解消できません。
そういう人は通塾することで、少しでも解消できる可能性があります。
その場合、通塾は早ければ早いほど良い結果になりますが、遅くとも中学2年生の内に通塾した方が良いでしょう。
特に新中学2年生にとって以下の事でつまずきやすくなります。
・新中学2年
数学
① 連立方程式
② 一次関数
①の連立方程式の解き方で、代入法と、加減法を学習します。
連立方程式の概念、2つの方程式を共に満たすx、yの組を求める。というのをもっと説明すべきです。
何をしているのか、判然としないまま、機械的に計算ばかりやらされる。となりがちです。
それでも計算の仕方だけは、かなりの生徒がマスターします。
しかし、概念を理解しないと、応用問題で、自分で連立方程式をたてることができない事になります。
応用問題が出来ない人の大半は、式がたてられないのです。
連立方程式以前の、方程式の意味が解らない人は論外ですが。
次に、②の一次関数が理解できない人が続出します。
前提として、中学1年で学習した比例の意味の理解と、グラフが自在に書けることが必要となります。
ですから、中学1年で比例が苦手だとここで完全にアウトとなります。
くれぐれも、比例でつまずかないようにしておいて下さい。
比例が理解できている人でも、一次関数のグラフがなかなか書けない人が出てきます。
また、変化の割合、傾き、変域、等、難しそうな言葉が出て来るので戸惑うのかもしれません。
ここをしっかり理解しておかないと、3年生で学習する二次関数が完全にアウトとなります。
英語
過去形を学習します。
規則動詞、不規則動詞があって、訳が解らなくなる人が続出します。
中1の英語を全て理解できた人ならスムーズに中2英語に入っていけると思います。
ですが中1で既に英語が苦手(三人称単数や複数形、一般動詞とbe動詞の使い分けが出来ない)人は
もう中2はお手上げ状態になります。
もし新中学3年になってしまって、勉強が不安な人は今すぐ通塾をお勧めします。
新中学3年の勉強は難しいことのオンパレードです。
・新中学3年
数学
① 因数分解
② 平方根
③ 2次方程式
③ 2次関数
④ 相似
⑤ 円周角
⑥ 三平方の定理
もう、これでもか、これでもかと、難しいことが続出します。
一学期の山場は、①の因数分解です。
因数分解を理解する前に、式の展開の公式をしっかり理解して、使いこなすことが前提となります。
実は、因数分解は、③の2次方程式を解くのに必要なため勉強するのですが、先生がそれを説明しないため、因数分解を真剣に勉強しない人が出てきます。
もっと重要性を説明して、士気を高める必要があります。
塾・孔明では、その辺を十分説明して、やる気を保っています。
②の平方根については、そこそこのレベルの人なら、ある程度機械的に計算できるので、問題ないと思います。
そして、3学期に学習する、⑥の三平方の定理まで、一瞬たりとも気が抜けない、そして、入試には3年で学習することが一番多く出題されることを考えると、
3年になって、1、2年の復習をしている時間は無いと考えるべきです。
英語
過去分詞が出てきます。
受身形や現在完了を学習します。
中2までの英語を全て理解できた人なら、この努力を続ければおそらく問題無く中3の英語を理解できるでしょう。
しかし、中1位から英語が苦手になっている人はもう中3の英語はまるで宇宙の言語を勉強している感覚で、
全くお手上げ状態になります。
新中学1年生の内に早めに通塾すればさらに良いことは言うまでもありません。
塾・孔明にご相談下さい。