中高生英語力 到達4割だそうです

 

文部科学省は4月6日、公立中高の英語教育に関する2017年度の調査結果を公表しました。

中学3年で英検3級相当以上の英語力を持つ生徒は40.7%と13年度から8.5ポイント増えたが、50%とする国の目標には届きませんでした。

高校3年生で英検準2級相当以上の生徒は39.3%で、こちらも目標50%に届きませんでした。

公表された自治体のうち、目標値を超えたのは福井県が中学3年で62.8%と高く、さいたま市など8都県政令指定都市(12%)で、地域差が見られたそうです。

文科省はこれらの自治体の取り組みを参考に全国で授業改善につなげるといっています。

それにしてもかなりの地域差ですね。

一つには、中学3年生で英検3級に合格した人数だけでなく、先生が合格と同程度の実力を持っていると判断した人数も含めているため、その認定にレベル差が大いにあると思われます。


もう一つ、特に福井県が非常に高い理由として、県立高校入試で英検の合格級に応じて加点を行うようにしたことが挙げられます。

英検の受験は年3回あり、6月と10月と1月(2次試験2月)です。

中学3年生にとって10月に受けてもなかなか合格しずらいのですが1月なら勉強も進むので本来合格し易い事になります。

しかし1月は高校受験勉強でそれどころでは無く(おまけに2次試験が2月)、1月の英検受験者数は極端に減ります。

ところが福井県のように高校入試に加点を行うようにすれば、1月の英検受験者数も増え、合格者も増えると思います。

そうすることが良いとは思いませんが、一つの方法ではありますね。

塾・孔明ではあくまでも中3の10月に英検3級合格するように指導しています。