自分の今の偏差値によって、目標、勉強方法が変わる

 

インターネットの書き込みに、

『中3で偏差値35です。今から猛勉強して偏差値50の高校に受かりますか?』

何人かの人が答えていましたが、中である教育評論家が答えていました。

『偏差値35と言えば基本が全くできていません。中1から復習し直しましょう。大丈夫。頑張って。』

ほとんどの人が好意的な答えです。英語なら中1からやり直し、数学なら小学5年くらいからやり直せばOK。という感じです。
でも、塾や家庭教師で実際偏差値35の生徒を教えた経験のある人ならこう答えます。

『偏差値35の人は特別支援学校へ通うがどうかギリギリくらいの知能しかありません。その人が偏差値50になれるわけ無いです。』

学校の先生、大手塾の先生、教育評論家の誰もが決して言わない(言うと自分の仕事が不利になる)が事実であること。

それは、

学校の試験で高得点を取る才能は生まれつき決まっているという事です。

これを、知能指数(IQ)と言います。

100を真ん中に、120,130と大きくなるほど天才と言われる領域になります。

東大に合格する人は130~140くらいあると言われています。

逆に、90,80と下がっていくとより頭が悪いことになります。

ちなみに70を切ると、通常の義務教育が苦しくなり、特別支援学校に通う事を推奨されます。


IQは生まれつき決まっていて、一生で大きな変動はありません。


それも、7~8割は親からの遺伝で決まっています。

こういうと反論される方が出てきます。

「遺伝よりは環境だ」と。


実はこれはもう証明されていて、行動遺伝学という分野の研究で、一卵性双生児や二卵性双生児を比較することで、

身長・体重から性格に至るまで、さまざまな属性における遺伝と環境の影響を調べています。

そうした研究を総合すると、論理的推論能力の遺伝率は68%、一般知能(IQ)の遺伝率は77%で、

知能のちがい(頭の良し悪し)の7~8割は遺伝で説明できることを示しています。


信用できない人は、行動遺伝学の第一人者、安藤寿康教授の『日本人の9割が知らない遺伝の真実』を読んでみてください。

中学3年で英語が全く分からない生徒に対して、

『中学1年から復習しましょう。まだ間に合います。』というあなた。

では聞きます。

中1の時理解できなかったことが、なぜ中3の今復習して理解できるのですか。
小学校5年の時理解出来なかった分数、少数の計算がなぜ今復習したら理解できるのですか。


実は中学3年間の数学、英語をほぼ理解出来るにはIQ120(偏差値で60)以上が必要です。

小学校の算数がほぼ理解出来るにはIQ100(偏差値50)以上が必要です。

それ以下の人は、それ以前のどこかでつまづき、理解できなくなります。

ですから偏差値40以下くらいの人は、中学1年で数学、英語とも分からなくなります。

その人が、中学3年になっていくら中1から復習しようが、決して理解できるようにはなりません。

ではどうすれば良いか。諦めるしかないのか。


目標を変えるのです。

今偏差値40なら43を目指す。
35なら38を目指す。

45なら48を目指す。

そのために必要な勉強はそれぞれ違います。

ただ猛勉強が必要なことは確かです。


自分の子供がIQ80位(偏差値40)で塾に行っても成績が上がらないという話をよく聞きます。

当塾でも3か月くらい通っただけで辞めていった生徒が何人かいました。

このあたり(偏差値40以下:全体の25%以下)の人の成績を上げることは極めて困難です。

言い方が悪いかもしれませんが、能力が極めて乏しい(無いとは言わないが)のです。

音楽で音痴と言われる人(カラオケで全く音がずれる人)がいますが、この人を音大に合格させるのが如何に難しいかを考えてみてください。

ですから偏差値40以下の人はじっくり時間をかけて、難しい問題は横において、最低限解ける問題を少しでも増やして、

学校の試験では5点でも10点でも多く取るよう必死で勉強する覚悟が必要です。

その際、自分で勉強するのは無理なので、塾の力を借りましょう。

でも結果が出るまで、1年、2年かかる覚悟が必要です。


3か月で塾を替えまくっても無駄です。