以前のブログで、
数学と英語を同じ時間勉強して、より成績が向上するのはどちらかという事を説明しました。
それは英語なのですが、理由は、
『塾でどこまで成績が伸びるか。No.2』の中で、説明しました。
IQは生まれつき決まっていて、
それも、7~8割は親からの遺伝で決まっています。
実はこれは証明されていて、行動遺伝学という分野の研究で、一卵性双生児や二卵性双生児を比較することで、身長・体重から性格に至るまで、さまざまな属性における遺伝と環境の影響を調べています。
そうした研究を総合すると、論理的推論能力の遺伝率は68%、一般知能(IQ)の遺伝率は77%で、
知能のちがい(頭の良し悪し)の7~8割は遺伝で説明できることを示しています。
その中で、数学的能力と、外国語能力の遺伝率が検証されています。
数学的能力 :86%
外国語能力 :50%
つまり、数学の能力は86%遺伝で決まっており、環境等の差はほとんど無い。
外国語能力の遺伝の影響は50%であり、環境等の影響が同じくらいある。
つまり、外国語(英語の成績)は努力とか、塾で特別な指導を受けたり等で大きく改善できるという事です。
つまりテスト前に同じ時間勉強するなら、数学よりは英語の方が点数アップの確立が高いのです。
英単語をしっかり書けるように練習する。
教科書を何度も読んで覚える。
これだけで点数10点アップは間違いなしです。
同じように社会もどちらかと言ったら暗記科目なので、点数アップは勉強時間に比例すると言っても過言ではありません。
ですからテスト前、時間が無い中で勉強するなら。英語と社会に集中する方がベターです。
数学なんて急に点数は上がりませんから。