以前のブログで、成績を上げるためには、生徒本人が成績を上げたいと思っているかどうか。という事を書きました。
ほとんどの生徒さんは成績を上げたいと思っています。
そして本人なりに勉強をしている人もいます。
思うだけで何にもしないのは論外ですが・・・。
仮に家庭学習を毎日2時間するとします。
成績が優秀な人と、あまりできない人が同じ2時間勉強したとして、やっている内容が全く違います。
成績の優秀な人は、自分の苦手な内容を一生懸命克服しようと勉強します。
そして2時間集中した結果、毎日少しずつ苦手が減少していきます。
ところがあまりできない人は、2時間机の前にはいますが、
何をどう勉強していいのか分からず、とりあえず学校の宿題をやりますが、
宿題でさえ本人には難しいので、ほとんど進みません。
結局2時間何も理解できず、何の進歩もせずに終わります。
でも親から見たら、毎日2時間も勉強しているのだから、きっと次のテストでは良い点を取るに違いないと思っています。
結局は次のテストでも成績は変わりません。
家庭学習は時間ではなく、内容が大事なんです。
特にあまりできない人は学校の宿題が難しいのです。
学校の宿題は成績の真ん中位の生徒がやることを前提にできていますので、優秀な人には易しすぎるし、勉強のできない人には難しすぎて出来ないのです。
本当は生徒の学力に合わせて宿題の質と量を変えればいいのですが、義務教育ではそんなことをすれば差別だと大騒ぎになります。
ですから勉強のできない人は、回答を丸写しして提出します。
先生もそのあたりは分かっていて、しないよりはましなので黙認しています。
本当は勉強のあまりできない人は、学校の宿題を丸写ししている時間が無駄なので、その時間でもっと優しい問題をやる方が本人のためなのです。
まあ、学校の先生に宿題が難しいのでやらないで良い了承を取るのは無理でしょうが。
いずれにしても少なくとも毎日2時間勉強するのなら、本人の実力に合った、そして少しでも学力が向上するような勉強さえすれば、確実に少しずつでも成績が向上します。
そのあたりが本人任せでは難しいのが実情です。
学校の先生はそこまで面倒は見てくれませんので、塾に相談されることをお勧めします。