中学3年生は後6か月弱で高校受験を迎えます。
受験生にとっては、受験校をどうするかで悩ましい日々が続きます。
現時点の実力で志望する学校に余裕で合格できる場合は気分が楽です。
気を抜かずに残り半年頑張り切りましょう。
志望校に全く実力が追い付いていない人は高校受験での一発逆転は不可能なんです。
中学3年間の調査書点(5段階評価の3年間9教科の合計点)が大きなウエイトを占めるので、
今から仮に急激に成績を上げても遅いのです。
志望校を下げることをお勧めします。
問題は、志望校合格ギリギリラインの人です。
当然、合格できることを信じて全力で勉強するのは当然です。
冬休み後に、学校で先生と保護者と本人で三者面談があります。
その時点ではまだ結論は出ませんが、2月に最終面談があり志望校を決定します。
その時、先生によっては、このように言う場合があります。
『あなたの実力では志望校に合格できるかもしれないが、仮に入学してもその高校の勉強についていけず
苦労することになる。そうなるくらいなら志望校のランクを一つ下げてみてはどうか。』
何かもっともらしく聞こえます。
現にそう言われて志望校を1ランク下げる人がいます。
当然1ランク下げた高校には合格します。
ではその人はその高校で頑張って、仮に1ランク上の高校へ行った場合より良い大学に行けるのでしょうか。
結果は、NOの場合がほとんどです。
1ランク上の高校は勉強にも厳しく、優秀な生徒が集まっているため授業の質も、先生の質も高い場合が多いです。
それに比べて、1ランク下の高校は、生徒の質も、授業の質も、先生の質も劣る場合が多いです。
周りの生徒の雰囲気に合わせて、遊んでしまう確率が増えます。
なので、もし合格する確率が50%以上あるのなら、絶対1ランク上の高校を受験すべきです。
先生は、あなたの将来を本当に心配してそう言っているのではなく、高校受験不合格者を出したくないだけで言っている可能性が高いです。
来年2月にもし先生がそう言ってもそれに惑わされず、安易に志望校のランクを下げないで下さい。