大学受験と高校受験の最大の違いは内申点があるか無いかです。
高校受験は中学3年間の内申点(9教科の5段階評価点の合計と行動の記録)が大きな配分を占めており、
中学2年までは遊んで成績が悪い人が3年で猛勉強して成績を上げて、いくら入試で高得点を取っても合格できない仕組みになっています。
ところが大学入試は、高校3年の最後で受ける大学受験(センター試験と2次試験)の点さえ良ければ、高校3年間の学校の成績は一切関係が無いことです。(卒業の単位数さえあれば良い)
ですから『ビリギャル』とかいって、全く勉強のできない生徒が、3年生になって急に頑張って慶応大学に入ることが可能になります。
だから、私も高校2年生までは思いっきり青春を楽しんで、高3になったら死ぬ気で頑張って一流大学へ行って見せる。などと考える人が出てきますが、ほとんど全員、3年になっても全く成績が上がらず、大学入試で撃沈します。
世の中そんなに甘くはないのです。
ビリギャルのモデルは私立の中高一貫に通っていた人で、その学校は周囲では偏差値の高い学校です。
ですからもともと頭が良かった人が、学校に入った後で何かの理由で勉強をしなかっただけであって、
一生懸命勉強をすればできる人だったというだけです。
つまり、IQが高い人が一時期偏差値が低かっただけなのです。
IQがものすごく高い人は、高3からでも取り返しがきくかもしれませんが、
ほとんどの人は、IQと偏差値が似通ったところで頑張っているので、偏差値を急に上げることはほとんど不可能なのです。
なので、高校1年で目一杯頑張って、得た高偏差値を残り2年間維持する方が確実だと言えます。
高校3年間勉強をし続けるのが一番良い結果をもたらすという事は理解できると思います。
高校に入学して3か月余りが経ちました。
この間学習した数学、英語の難しさとスピードは相当のものだったと思います。
100%理解出来ましたか?
2学期からはさらにスピードが増しより難しくなります。
この夏休みを利用して、1学期の復習をしっかりと行い、2学期の予習まで行う事で2学期からの学習に弾みをつけませんか。