いかに自分の頭が悪いかを認識した人が伸びる

 

『塾でどこまで成績が伸びるか。No.2』の中で、

学校で良い点を取る能力(IQ)は生まれつき決まっていて、その能力を活かせるかどうかで、

『生まれ持ったIQをセンターにプラスマイナス5の偏差値の幅がある。』

つまり、IQ100の人は偏差値:45~55をとる確率が高い。

という事を説明しました。
自分のIQが解ればいいのですが・・・。

でも、中学生くらいになれば、自分がクラスの中でどれくらいの所にいるかは本当は解っているのではないでしょうか。

少なくとも、トップクラスなのか、上の下なのか、中の上なのか中なのか、中の下なのか、下の上か下か、くらいの感覚で。


中の上以下くらいの人に多いのですが、

「自分は本当は頭は良いのだ。ただ、今は勉強に興味がわかないので勉強はしていない。

  いつかやる気になって、その時は成績ももっと上げて見せる。」と。

自分が頭が悪いことを認識していないのです。

これがもし体育系の部活で、レギュラーに成れなくて補欠のメンバーの人がレギュラーに成るために何をすべきか。

自分はレギュラーに比べて、筋力も持続力も、実践力も全てで劣っていることが理解できます。

ではどうすべきか。基礎体力をもっと付けて、実践力の訓練ももっとして。となると、

レギュラーの人の練習時間の何倍もの練習をしなければいけないと判るはずです。

それが頭の中だと見えないのです。

頭も同じです。

成績を上げる(自分より上位の人を追い抜く)ためには、基礎力を付けて、かつ応用問題を解く応用力も付けて。となると、他人の何倍もの勉強(時間)をこなす必要があるのです。

いかに自分の頭が他人より悪いか。を認識した人だけが、他人以上の努力をして、

偏差値(IQではない)を上げることができるのです。