塾でどこまで成績が伸びるか(No.2)

 

『塾でどこまで成績が伸びるか。No.1』の中で説明しました。

東大に合格するような人は生まれつき頭が良い上に一生懸命勉強することができる人だ。と。

生まれつき頭が良い人がいるという事は、生まれつき頭が悪い人もいるという事です。

これを言うと反論される人がいるのですが、

容姿、運動神経、音楽の才能、絵を描く才能、等が生まれつき決まっていると言うとほとんどの人が納得します。

ではなぜ頭の中だけが生まれつき決まっていないのでしょうか。

努力さえすれば誰でも東大に行けると思いたいだけなのです。

ただ、ここで、頭が良いとはどういうことかを定義する必要があります。

仮に、東大に合格(東大の入学試験で高得点を取る)する能力が高い人を頭が良いと定義します。

他人との協調性があるとか、他人との付き合いが上手だとかは関係ありません。

ここで言う頭が良い人が人間的に良い人かどうかも関係ありません。


学校の試験で高得点を取る才能は生まれつき決まっているという事です。

これを、知能指数(IQ)と言います。

100を真ん中に、120,130と大きくなるほど天才と言われる領域になります。

東大に合格する人は130~140くらいあると言われています。

逆に、90,80と下がっていくとより頭が悪いことになります。

ちなみに70を切ると、通常の義務教育が苦しくなり、特別支援学校に通う事を推奨されます。

IQは生まれつき決まっていて、一生で大きな変動はありません。

それも、7~8割は親からの遺伝で決まっています。

こういうと反論される方が出てきます。

「遺伝よりは環境だ」と。

実はこれはもう証明されていて、行動遺伝学という分野の研究で、一卵性双生児や二卵性双生児を比較することで、身長・体重から性格に至るまで、さまざまな属性における遺伝と環境の影響を調べています。

そうした研究を総合すると、論理的推論能力の遺伝率は68%、一般知能(IQ)の遺伝率は77%で、

知能のちがい(頭の良し悪し)の7~8割は遺伝で説明できることを示しています。

信用できない人は、行動遺伝学の第一人者、安藤寿康教授の『日本人の9割が知らない遺伝の真実』を読んでみてください。

自分の知能指数が解ればいいのですが・・・。

本当は小学校の時検査されているのです。結果を教えてくれないだけです。私が小学生の時は教えてくれました。

教えてくれればいいのにと思います。

IQは母集団のちょうど真ん中の人が100になります。

同じように学校の成績(学力)は偏差値と言って、ちょうど真ん中を50で表し、東大の偏差値は70前後となっています。

IQに直すと140となり、ほぼ一致します。

IQは生まれつききまっていて、一生でほぼ変わらないと言いましたが、

学力(偏差値)は学校の色々なテストで日々変動します。

テストの前日勉強したことがテストに出ていい点を取ったり、テスト前に風邪をひいて勉強ができなかったり、

両親が喧嘩ばかりしていて家で勉強できない人がいたり、塾に毎日のように通う事でテストではまあまあいい点をとったり。と。

ここからは私見になりますが、(当たっていると自負しています)

『生まれ持ったIQをセンターにプラスマイナス5の偏差値の幅がある。』

つまり、IQ100の人は偏差値:45~55をとる確率が高い。

西条市の中学の10段階評価だと、

偏差値45→4段階
偏差値55→7段階

偏差値55だと西条高校に合格ギリギリとなります。

ただ問題は、誰も自分のIQを知らないという事です。

だから、現在の学力(偏差値)から類推するしかありません。

仮に自分の現在の偏差値が50の人は、その値が最小(全く勉強していない結果が50である場合)だと、60まで上がる可能性がある。

人並みには勉強している結果が50の場合は、それがセンターと仮定して、55まで上がる可能性がある。(逆に45に下がる可能性もある)

目一杯(起きている時間はほとんど)勉強していて50の場合は、もうそれ以上は上がらない。

塾・孔明で宣言している、『4段階(偏差値45)~西条高校合格へ』という根拠はここから来ています。

よくTVや塾の広告で、偏差値が15上がったとかありますが、開始時の偏差値がIQより相当下の状態から始めた場合に限られます。

『ビリギャル』もその一例です。

自分のIQが判らないので学力(偏差値)がどこまで上がるかが判りにくいのですが、

塾・孔明に通塾して貰えれば、3か月でほぼ判断し、どこまで上げられるかを説明し、そのための必要な学習量をお伝え出来ます。

塾・孔明で、最大、偏差値10UPを目指しませんか。