ある元、東大生が言っていました。
『東大なんて勉強さえすれば誰でも入れるよ』と。
あたかも自分が普通の人間で、一生懸命勉強したから東大に入れた。と言いたいのでしょう。
本当に誰でも勉強さえ一生懸命すれば東大に入れるのでしょうか。
2017年現在、旧西条市に中学3年生が西条西、東、北、南中学合わせて約550人います。
ではこの中で4年後に東大に何人が合格するでしょうか?
可能性があるのは、おそらく上位5人までだと思います。
あくまでも可能性であって、実際合格するのは1人かもしれないし、0人の可能性もあります。
過去の実績をみれば、それが証明されています。
それだけ東大に合格するのは難関なのです。
ではそれは、過去の学生が勉強を一生懸命しなかったのが原因でしょうか。
本当に誰でも勉強さえ一生懸命すれば東大に合格できるのでしょうか。
現在の中学3年生全員が後4年間一生懸命勉強すれば、(TVで有名な林先生あたりに講師になって貰い)
550人全員が東大に合格できるのでしょうか。
誰が考えても、『有り得ない』と思うでしょう。
ほとんどの人が薄々感じています。
能力には個人差があり、生まれつき頭が良い人がいて、そういう人がなおかつ努力をしないと東大には合格しない。と。
みんなが薄々感じてはいるが、決して認めたくない。
努力でいくらでも学力は上げることができるはずだ。と。
学校の先生もそう言います。大手塾でもそう言います。
果たして本当でしょうか。
学校の先生は個々の生徒の学力が上がろうと下がろうと何の責任もないので、そう言っていれば怒られることも攻められることもありません。
大手学習塾では、塾生が大勢いるので全員の成績が上がっていくなんてありえず、
成績が上がらないのは本人の努力不足だと言って、仮に退塾する生徒がいても、
次々と新しい塾生が入ってくるので、そんないい加減なことを言ってもあまり困りません。
でも、弊塾のように少人数の学習塾の場合、全員の成績を少しでも上げなくてはいけません。
その際、各人の成績をどこまで上げることができ、そのためにはどれだけの努力をする必要があるという事を一人一人に説明する必要があります。
努力すればいくらでも成績が上がります。なんていい加減なことは言えないのです。
それでは。努力でどこまで成績が上がるのでしょうか。
この続きは、『塾でどこまで成績が伸びるか。No.2』で説明します。
塾でどこまで成績が伸びるか(No.2)