
具体的にどう難しいのかと言う事を、文法の問題、発音の問題、必要性の問題の3つに分けて説明していきます。
まず、文法編のNo.1です。
日本人は全員、中学1年になって英語を勉強しだします。みんな、英語が話せるようになりたくて目を輝かせて勉強を始めます。最初は、簡単な挨拶や英単語の勉強から始まり、1から100までの数字、月、曜日を初めて習うアルファベットで書いて覚えます。
ここで日本のローマ字と違って、英単語の発音と綴りが違う場合があったりと戸惑いを見せながらも、何とかついていけます。5月になるとやっと文法を勉強します。教科書によって順番が少し違うのですが、大半の教科書では、
I am a student.
be動詞の登場です。
ここで、be動詞とは何か。という本来の説明をすべきなのですが、教師の能力不足で、このように説明します。
am は、『・・・です』という意味で、『私は・・・です。 一人の生徒。』と日本語とは順序が変わります。
順序が変わる説明は絶対必要で、間違いはないのですが、am を『・・・です』という意味です。と教えたことで、次に出てくる一般動詞との区別ができないばかりか、現在進行形、受け身等になぜbe動詞が使われるのか、説明ができないのです。
次に、be動詞の否定文、疑問文を学習します。
You are a student.
You are not a student.
『否定文は、be動詞の後にnot を入れればいいんだ。』と理解します。
Are you a student?
『疑問文は、be動詞を主語の前に出せばいいんだ』と理解します。
しばらくすると一般動詞が出てきます。
You like baseball.
否定文は、動詞の後に not を入れればいいから、You like not baseball. と思ったら、
You do not like baseball.『何じゃこりゃ』となります。
次に疑問文。動詞を主語の前に出せばいいから、Like you baseball? と思ったら、
Do you like baseball?『何じゃこりゃ』となります。
be動詞の意味も『・・・です』と理解しているので、『私は野球が好きです。』をI am like baseball. なんてやらかします。
中1で学習する英語で、『三人称単数』、『複数』 が確かに英語が嫌い(苦手)になる最大の箇所ではあるのですが、実はこのbe動詞と一般動詞の区別ができないまま先に進んでいる生徒が多いのです。
その原因は教師がしっかりとbe動詞の意味を説明しないことです。なぜしないのか?
それは、『教師がbe動詞の本来の意味を理解していないからです。』そんな馬鹿な。と思うかもしれませんが、その通りなのです。
それでは、なぜ理解していないのか。先生が、昔学校で(中学~大学まで)誰も教えてくれなかったからです。
塾・孔明では教えています。be動詞の本来の意味は、『・・・の状態で存在する』という意味です。
今まで、先生が教えてくれましたか?
この意味を中学1年生の初級学習者に理解させて初めて英語が理解できるのです。
塾・孔明で英語をマスターしましょう。