
これから、英語の必要性の理由から、日本人にとって英語の習得が難しい事を説明していきます。そのNo.1です。
ほとんどの日本人にとって、日本にいる限り英語がほとんど必要無い事は日本人の常識となっています。
それでは、中学1年生になって、初めて英語を勉強し出す時、『日本人にとって英語は必要ないので、私は英語の勉強をしないでおこう』と思う人はまずいなくて、『私も一生懸命英語を勉強して、英語が話せるようになりたい。』とみんな目を輝かせています。
ところが、1学期も終わり、2学期あたりになると、やれ、複数だ、三人称単数だ、be動詞だ、一般動詞だ・・・が段々解らなくなってきて、『日本人にとって、英語は一生不要だ。』と自分に言い聞かせて、勉強することを諦める生徒が続出します。
仮に、これが、フィリピンとかだったら、英語を使えないと将来まともな仕事に就けないので、ぐっと我慢して、勉強を続けるでしょう。ここが、日本人が英語の習得が難しい最大の理由の一つなのです。
それでも、中学生、高校生のいわゆる成績の上位の生徒はなぜ難しい英語の勉強を続けるのでしょうか。
将来英語を話せるようになりたい。という純粋な気持ちを持ち続けている人も一部いるかもしれませんが、大多数は大学入試に必要だから勉強する。というのが正直なところだと思います。
つまり、『日本にいる限り、一生英語は必要無いと思うけれども、大学に入るためにしょうがないので勉強する。』
こんな気持ちで勉強をしている日本人にとって、他の国に比べて、英語の習得で負けるのは当たり前です。
誰が悪いわけでもない。日本が素晴らしすぎるのです。
日本語だけで、ほとんどの人が一生食べていけるのですから。(それも世界一流の生活レベルで)