
今回は、特に英語を聞き取る事が日本人にとってものすごいハードルになっている事を説明していきます。
英語に関わらず、ある言語(音)を聞き取るためには、その音の発音を自分で出来る必要があると言う事です。
英語の発音(音)はどれくらいの種類があるのでしょうか。
母音で16個、子音で24個と言われています。(二重母音、三重母音は除く)
日本語は、母音で5個、子音で13~15個
それらの掛け算の発音がありますから、
英語 16×24=384
日本語 5×15=75
384÷75=5.12
何と日本語の5倍もの発音(音)があるのです。
中学1年で初めて英語を勉強する時の日本人が発音できる音は75音ですから、英語の音が日本語の75音に変換され意識されます。つまり、平均5種類の音が同じ音に聞こえるわけです。
中学、高校と、英語の音を正確に発音するという授業はほとんんど無く、ほとんど日本語(カタカナ発音)で教科書を読んでも、先生に注意される事もなく、高校を卒業します。
結局、英語がほとんど聞き取れない状態で高校を卒業します。
この弊害は、日本人が会話を極めて苦手にする理由として、相手の言っている事が、正確に聞こえないのです。
相手が言っている内容を、仮に紙に書いてもらうと、理解できる場合が多いのです。読んで分かることが、聞いて解らないのです。
先ほども言いましたが、英語の音を全て聞き取るためには、自分ですべての音を発音できることが必要になります。
そのためには、正確に発音する練習を英語教育の初期段階で徹底する必要があります。
塾・孔明では、小学生~英語を学習する最初に、しっかりと発音の勉強をします。
中学1年生の途中以降から入塾する場合は、あまりやかましくは言っていませんが・・・。