日本人にとって英語は難しい(発音編)_1

日本人にとって英語は難しい(発音編)_1

これから、発音の理由から、日本人にとって英語は難しい事を説明していきます。そのNo.1です。

日本語の発音はいわゆる50音というもので出来ています。
小学3年生くらいで国語の時間にローマ字を勉強します。

母音:a , i , u . e , o
子音:k , s , t , n , h , m , y , r , w , g , z , d , b , p

子音 k に母音 a i u e o が付いて、ka ki ku ke ko カ、キ、ク、ケ、コ と発音します。

子音 s に母音 a i u e o が付いて、sa si su se so サ、シ、ス、セ、ソ と発音します。と勉強します。

問題は、si の発音です。

子音 s (ス)に i を付けると、(スィ)となるはずです。ところがサ行では(シ)になっています。
なので日本人は(スィ)が言いにくく、(シ)になってしまいます。
she と sea が共に (シー)になってしまいます。

次に タ行です。
子音 t に母音 a i u e o が付いて、ta ti tu te to タ、チ、ツ、テ、ト と発音します。と勉強します。
本当でしょうか。

子音 t (トゥ)に i を付けると、(ティ)となるはずです。
子音 t (トゥ)に u を付けると、(トゥ)となるはずです。

ところがタ行では(ティ)が(チ)、(トゥ)が(ツ)になっています。
なので日本人は(ティ)が言えなくて(チ)に、(トゥ)が言えなくて(ツ)になってしまいます。

team (ティ-ム)の発音が (チーム)に、ticket ( ティケット)の発音が (チケット)になってしまいます。
tree (トゥリー)の発音が (ツリー)になり、東京スカイツリーとなってしまいます。

逆に日本語の チ を外人に正確に発音してもらうためには、ti では駄目で chi
ツを外人に正確に発音してもらうためには、tu では駄目で tsu と表記する必要があります。


これを、ヘボン式ローマ字と言い、中学に入って勉強することとなります。その際、小学生の時習ったローマ字の知識(訓令式と言います)が邪魔をして、英語の発音が永遠にまともに出来ません。

小学校のローマ字教育が英語の学習に悪影響を与えています。


今後、2020年度から小学3年生~英語を勉強することになります。

小学校で英語の先生と、国語の先生で、どうか喧嘩をしないよう、願うばかりです。

日本人にとって英語は難しい(発音編)_2に続く…