中学1年の数学の出来・不出来で中学3年間が決まる

中学1年の数学の出来・不出来で中学3年間が決まる

中学に入ると、算数が数学と呼び名が変わり、内容も一段と難しくなります。

英語の学習が、全員中学1年から一斉によーい・ドンとゼロからスタートするのと比べて、数学は小学校6年間の積み重ねの上からスタートするので、既に人によって差が生じています。

小学校6年間の内容を全て完璧に理解している生徒から、小学4~5年くらいから解らなくなっている生徒までいます。小学生の間は、勉強ができても、できなくても、学校生活に別に差が生まれるわけでもなく、全く気にしないで学校生活が送れます。

ところが、中学での勉強ができる、できないは、どこの高校に行けるかという、人生で初めての選択にかけられてしまいます。

有名進学校に進むか、誰でも入れる三流高校に行くかで、ほとんど人生が決まると言っても過言ではありません。

勉強ができるだけで将来立派な大人になれるとは限らない。とか言うのは勉強のできない人の負け惜しみであって、勉強ができない方が将来立派な人間になれる。などとは誰も言いません。ですから、小学校の算数の成績は一旦置いといて、中学1年の数学を必死で勉強して欲しいのです。

その際に、難しいのが以下の内容です。

① 負の数
② 文字式
③ 一次方程式
④ 比例・反比例
⑤ 平面図形

①負の数(マイナス)の概念を学習します。ここの勉強をしっかりしないと、後、3年間、苦しみ以外ありません。

小学校で算数が苦手だった人は、演習問題を出来るだけたくさん解いて下さい。
ある程度機械的にできるように繰り返し行うことです。

①ができるようになって初めて、②の文字式を学習する権利を得ます。
ある程度算数ができた人でも、文字式でつまずく人が出てきます。10a – a = 10 なんて珍回答が出てきます。
この文字式の計算ができないと、次に出てくる一次方程式が解けません。しっかりと演習問題を解いて下さい。
これもある程度機械的に解けるように繰り返し行うことです。

数学が苦手な人ほどたくさん勉強することです。数学だけで毎日1時間は勉強しましょう。

ここまでで大体一学期が終了します。
もし、一部でも解らないまま、夏休みを迎えてしまったら、夏休み中に完全に出来るよう復習をしておきましょう。

初めに言いましたが、中学1年の一学期の数学で、後ほぼ3年の数学が決まると言っても過言ではありません。

中学1年の一学期の間で、もし解らない、計算が答えと合わない、意味が解らない。とかが出てきたら、即、塾・孔明にご相談下さい。早ければ早いほど、解決が早まります。