小学6年の算数はむちゃくちゃ難しい

小学5年生のブログで、小学4年生の算数から難しくなり始め、つまずく生徒が出てきだし、小学5年生の算数では、つまずくどころか、完全にこける生徒が出てくると書きました。

それでは、6年生の算数はどうなのでしょう。

はい。むちゃくちゃ難しいのです。こんな難しいことを6年生に教える必要があるのだろうかと思えるくらい難しいのです。

6年生では以下の事を学習します。

① 文字式
② 分数×分数 分数÷分数
③ 円の面積
④ 比
⑤ 速さ
⑥ 比例 ・反比例
⑦ 場合の数
⑧ メートル法

6年生になっていきなり、文字式 Y = 5 ×Ⅹ とかが出てきます。相当戸惑うのではないでしょうか。
⑤、⑥の速さ、比例、反比例で文字式が出て来るので、その前触れとして触れるのだと思います。

②の分数×分数 分数÷分数 については、分数の割り算は逆数を掛ける。
後は、約分さえ正確に出来れば答えが出るので、計算は出来ても文章問題ができない生徒が続出します。

3/4Lの重さが600gの油があります。この油1Lの重さは何gですか。
色々な答えが出てきます。

3/4 × 600
3/4 ÷ 600
600 × 3/4
600 ÷ 3/4

もうこのあたりになると、算数(数学)のセンスとか、頭の良し悪しが完全に出てきます。
このあたりを生徒にどう理解させて、中学に進んだ後、できるだけ困らないようにさせるかが塾の力量になるのですが、塾・孔明でどう教えるかは、体験学習して貰えれば分かります。

6年生の最大の難関、速さ

次に、6年生の最大の難関、速さです。

私は文科省に言いたいことがあって、後で、比例、反比例を教えるのだったら、それを教えた後に、速さを教えて、速さとは一定時間に進む距離だから、速さと距離、時間と距離は比例関係、距離が一定なら速さと時間は反比例関係と教えないのでしょうか。

近年、『みはじ』とか『はじき』とかの語呂合わせを先生が教えている現実を聞くにつけ、嘆かわしくて残念です。この件については、後日、別のブログで詳細に書くつもりです。

⑦の、場合の数に至っては、6年生で教える必要があるのでしょうか。どうせ中学2年で再度学習するわけですから、6年生では省いてもらいたいです。

⑧のメートル法もかなり難しいです。その中で、面積の a(アール)、ha(ヘクタール)、体積の dL(デシリットル)なんて、中学入学後、一生使わない単位です。こんなの小学生に教える必要ありますか。

学校のテストに出るので、しょうがないので塾でも教えていますが、辞めて貰いたいです。いずれにしても、6年生の算数は、中学1年生で学習する数学からマイナス(負の数)の概念が無いだけで、中学1年とほぼ同じくらいの概念を学習させています。

どれだけの生徒がすべて理解できているのでしょうか。
まあ、塾・孔明に来て頂ければ、ほとんどの塾生にほぼ理解して貰えますが。

塾・孔明にご相談ください。